長時間机に向かえば良いわけではない

とかく成績の良し悪しは勉強時間で決まると考えがちです。学校から帰宅後夜遅くまでずっと机に向かって勉強すれば、成績が上がると思っている人もいるでしょう。しかし、勉強時間で成績が決まるわけではありません。


どんなに毎日10時間以上机に向かって頑張ったとしても、勉強したつもりならば効果は限定的で成績は伸び悩むことになるでしょう。勉強したつもりの状態だと、やったことのほとんどが身に付かないわけです。そうなるといざ試験を迎えても、勉強したことが身に付いていないので、答案用紙も書けないということになります。


勉強時間が短時間でも成績が良い受験生がいます。部活動もしっかりとやり、それ以外にもお稽古事を続けていながら、成績はいつも上位。いつ勉強しているんだろう?と思ってしまいますが、それは効率の良い勉強をしているから、なせる業とも言えます。短時間でも非常に効率性が高い勉強をするので、身に付く量が多いわけです。


大事なことは、勉強時間をたくさん取ることではなく、勉強の効率性を高めることです。